春を迎えるための心地よい音楽 |
でも今日はちょっぴり寒いし、雨も降ってきたし。
立春は「体も心も春を迎える準備をしなさいよ」という合図なのでしょうね。
先日鎌倉に行った時、久しぶりに駅近くのカフェに立ち寄りました。
café vivement dimanche
私、ここのマスターが好きなんです。
いつ見てもニコニコと楽しそうにコーヒーを淹れているから。
そのお店に行きたいなぁと思うのって、そこのオーナーやスタッフが楽しそうか、
気持ちよく働いているかってとても大切なこと。
そうすると、そこに来る人も自然と気持ち良くなれるから。
こだわりがあってもこだわり過ぎないっていうのも大事。
独りよがりなこだわりって、ちょっと悲しい。
その丁度いい感じのカフェだと思っているんです。
会計を済ませてCDを見ていると、緑が目に優しいジャケットが。
マスター、美しくてきれいな音楽なんですよと、またまた楽しそうに紹介してくれました。
旧東ドイツ出身のピアニスト、へニング・シュミート。
旋律が優しくて透明感があって、本当にとても美しい。
(以下、HPより)
春を待つこと。私たち日本人にとってはもちろんのこと、
Henning Schmiedtの住むドイツではここ日本よりも暗く長く、
そして太陽のない冬があります。
冷たい風が吹き、大地は氷り、地上の色彩は全て灰色へと変わる。
多くの詩人たちが残したように、ここでの冬は、あまりにも大きく重く、
人々の暮らしへと覆いかぶさります。いつ終わるとも知らない薄明の中で、
私たちは春の声を探しながら、残された悲しみと対峙し、
暖かな日の記憶を辿っては、心の中で様々な場所へと向かうのです。
雨が上がり、お気に入りの靴を履いて、いつもの森へと歩き始める。
Henning Schmiedtがピアノで描く春の日は、子どもの頃の情景であったり、
見たこともない夢の中だったりすることに、
私たちは鐘が鳴る頃にふと気づくのかもしれません。
29曲目はこのCDの発売を延期してまで入れたという、
Libelle Stille Andacht 11.3.2011
3月の震災後に追悼の意味をこめて録音された曲ですが、
胸に深く静かに響きます・・・
このCD、少し先にある春を迎えるのにいいし、
心が浄化されるのでお客さまにも聴いてもらおうと思います。
脳の疲労を和らげ解消には五感を癒す・・・
「音」もとても大切。
気持ちのよい音に包まれる時間を味わって下さい。