旅の思い出 SPA&トリートメント編 |
忠孝新生の駅を出て、カンジューン(肯園)へ。
この道を歩く時、いつもうれしくなってしまう。
サロンの2軒手前から、植物のいい香りがしてきました。
久しぶりのカンジューン。5回目の訪問です。
ここ本店のほか、スプリングパークウーライのセレニティスパ(翠湖芳庭)へ2回、
取材で行かせていただいたシャングリ・ラ40Fのホライゾンスパ(雲天芳泉)へ1回、
それぞれトリートメントを受けています。
はじめてカンジューンでトリートメントを受けたのは、10年前になるでしょうか。
アロマセラピーのトリートメントがリラックスする、免疫力を高める、ストレスに対して有効ということはよく知っていたのだけれど、香りが広がる瞬間や、トリートメントの流れ、手のタッチ・・・まるで自分が物語の中にいるような時間。
アロマセラピーのトリートメントを「美しい」と思ったのは初めてでした。
この大きな銅鑼の前に座って、音の波動セラピー。
これはとても不思議。
ほんの10分間がすごく長く感じます。
深い深い何処かへ旅をしたような感覚。
そして自分の体いっぱいに音を受けると、心身の状態が感じ取れます。
シンギングボウルは更に深い深い何処かへ誘ってくれる。
トリートメントも同様。
この感覚は、カンジューンに行かないと味わえない独特なもの。
それ故に、台北に行きたくなるのかもしれません。
雨の降る中、新北投へ。
以前も行ったvilla32で、温泉とトリートメントを楽しんできました。
SPA受付では、私が日本人とわかると若く可愛らしい女性が
日本語で説明をしてくれました。
アロマトリートメントのコース内容はさすがに日本語が難しいので
私も英単語を並べて説明すると、彼女は、
「私ノ日本語ガ上手デナクテ、ゴメンナサイ」
と申し訳なさそうに言うのです。
私こそ、北京語も英語もできなくてごめんなさいなのに。
「そんなことありません。日本語で話して下さって、どうもありがとう」
素敵なスタッフさんに出会えて、心が温かくなりました。
大浴場ではぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、のんびり。
雨音と流れる湯の音、それに声楽家らしき女性が歌の練習をしていて、
その美しい歌声にうっとりとしました。
こちらでのアロマトリートメントも本当に、とてもよかったです。
穏やかで愛あふれるセラピストさんが、大切に丁寧にトリートメントをしてくれました。
カンジューンでもそうだけど、上手な人ってすうっと自分の存在感を薄くするのが上手い。
トリートメントがはじまると手のひらだけになったような、そんな感じ。
心に残るトリートメントに、最後はハグしてお別れしました。
お湯も疲れがとれるし、深部まで温まるし、古傷までじわじわと浸透します。
北投石にもふれ、パワーをいっぱいいただいてきました。
温泉っていいですよね。
疲れがとれるし、本当にのんびりできて大好きです。
villa32の大浴場は、光と風、水のきらめきも美しい10時からの予約が一番おすすめ。
予約はしていなくても直接行って入れた人と、行ったけど断られた人がいるので
やはり事前の予約が必要ですね。
秋以降は新北投に日本の北陸地方の有名旅館も開業の予定で、ますます楽しみです。
私も他に行ってみたいスパ、受けてみたいトリートメントがいっぱいあります。
まだまだ台湾通いは止められそうにありません。