こんなはずじゃなかった・・・って思う時 |
銀杏並木の新緑が目に眩しくなりました。
瑞々しい爽やかな新緑に、新入生・新入社員を重ねて見てしまいます。
新しい環境のドキドキ感から離れてかなり経ちます。
真新しい制服やスーツ姿っていいですね。
こちらまでシャキッと背筋が伸びます。
相手に何か自分のできることをと思ってした結果、こんなはずじゃなかったってことがあります。そんな時はしばらく様子を見てみる。自分のしたことが相手に上手く伝わらなかったり、裏目に出たり、でも時間が解決してくれることってきっとあります。
それと、自分のしたことを振り返ってみる。
相手のために何かをしようとする時、気をつけなければならないのが
「それは本当にその人のためになることなのか?」ということです。
相手のしてほしいことより、自分のしたいことをしていないか?
または、相手のしてほしいことをすることで、その人自身が乗り越えることを妨げていないか?それは本当にその人のしてほしかったことなのか?
人に対して「よいことをしよう」というのは素晴らしいこと。
でも「やってあげる」という「あげる」には気をつけなければいけません。
「あげる」になっている時、相手よりも上という意識が無意識に働いていることが多いから。
自分でも気付かないその無意識が、相手を傷つけていることがあります。
または「やりたくてやってくれたんでしょ?」ということになりやすい。
「こんなはずじゃなかった」と思うことが多いなら、相手に期待しすぎているのかも。
「きっとわかってくれる」「いずれ~してくれるはず」「いつかきっと~」
それは決して否定できないのですが、相手をよく見て、状況をよく見て、したことなのか?
自分が自分に都合よく物事を見て期待して、「こんなはずじゃ・・・」と思っていたのかも。冷静に見てみれば相手はそのままで、「期待」という色眼鏡をかけていたのは自分なんですよね。
そう書くと、じゃ何もできないしないほうがいい?ってなるんだけど、そうではなくて
体温のあるコミュニケーションを心がければいいんじゃないか、と思います。
想像力を働かせて接することや、寄り添うとか歩み寄るとか、見守るとか。
自分が変われば相手も変わります。
私は「こんなはずじゃなかった!」と思ったことも、もちろん相手にも「こんなはずじゃなかった!」と思わせてしまったこともあります。
「やってあげる」に傷ついたことも、知らずに傷つけてしまったこともあります。
悪気がないほうが悪いことってありますから、気をつけなければ。
でも「あの時はごめんね」って言いあえる関係を作るのが一番大切かな?と思うのです。
藤の花がきれいに咲いていますね。
どうぞよい週末をお過ごしください。