王妃さまに贈る香り |
本日、国賓として来日されます。
ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王は31歳、ジェツン・ペマ王妃は21歳。
国王に「ずいぶん長い間待った」と言わせたのもわかる美しい人。
インドと英国に留学経験があるそうです。
聡明で知的、正統派アジアの美人ですね。
各国のお妃さまって気高い美貌というのも条件なんでしょうか。
「彼女は国のために尽くす」とは国王の言葉です。
20日までのご滞在では、被災地を訪問されるとか。
また国王は震災の翌日、日本円にして約8000万円の義援金を送ってくれています。
まだ若い21歳。しっかりしているけれど笑うとあどけない素顔も垣間見えて、
実はとても緊張している様子。そんな王妃さまに贈る香りを考えてみました。
ジャスミン(Jasminum grandiflorum)
ラベンダー
ベルガモット
このジャスミンは今まで知っていた香りと違って、オリエンタルな印象。
初めて嗅いだ時、目の前に高く連なる山々が見えました。
気持ちが高揚するのに足が地に着く感じが心地よいのです。
そこが他のジャスミンと違います。
原産国のインドでは、ジャスミンは「聖なる希望」の象徴なのだとか。
王妃が留学していた頃を懐かしい思い出に、不安な気持ちを勇気に変えて
もらえたら・・・と思って。
ジャスミンは不安な時にとてもパワーをくれる香り。
印象の強い芳しい香りは「大丈夫!」と背中をポン!と叩いてくれるんです。
人前、特に大勢の人の前で話す時に私もこの香りに助けられています。
ブレンドすると、華やかな中にも落ち着きのある香りになりました。
ブータン王国は人口約70万の農業国で国土の大きさは九州くらい。
「あなたは今、幸せですか?」の問いに、国民の97%が「幸せです」と答える国。
私にとっていつか訪れたい国です。
目的と手段を混同してはいけない。
経済成長自体が国家の目標になってはいけない。
目標はただ一つ、国民の幸せに尽きる。
経済成長は幸せを求めるために必要な数多くの手段の一つにすぎない。
そして富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである・・・
(「ブータン発、国民総幸福量という価値観」より)