祝 羽田 台北(松山)便 就航! その1 |
私の好きな小籠包のお店「明月湯包」は、ご覧の通り町の食堂です。
この店は今、あの名店より美味しい!と人気です。
場所は木柵線の六張犁駅から徒歩10分位。
慣れない道だから、本当はもっと近いのかもしれません。
私がいつも座る席はここ。お店の角のおひとりさま席。
気のいいおばさんが「日本人観光客だから」と世話を焼いてくれます。
町の小さな食堂には、お客さんがひっきりなしに訪れます。
駅に近いわけでもなく、人の集まる町でもなく、ごくごく普通の場所で
これだけ繁盛するのは素晴らしい。
オーナーはいつも店にいて、小籠包を作りながら店内を見回しています。
それは妥協しない!という姿勢。目の前には支店のモニターがあって、
眼光するどく厳しい表情でチェックしています。
かつて修業を重ね、大きなレストランをオープンさせたものの、あえなく失敗。
初心に帰り小籠包に再起を賭けて、この明月湯包を開店させたのだとか。
スタート時、店内の椅子もよせ集めでバラバラ。
とにかく美味しい小籠包を作って、みんなに食べて喜んでもらうこと。
これに賭け、今でも日々小籠包のことばかり考えているそうです。
そして評判を呼び、混雑解消のためすぐ近くに支店を作るほどに。
そちらは大きくてイマドキなお店になっています。
オーナーは昔、大きなお店のオーナーになるのが夢だったのかな?って思います。
天から失敗というギフトを与えられて、それを乗り越えて、地元民と観光客に愛される
評判の店のオーナーとなり、結果として大きな支店も持つようになり今日に至っています。
美味しいとかそうでもないとか、それにプラスして、こんなエピソードも知っていると
そのお店に親近感が沸いてくるのではないでしょうか。
こちらがオーナーと、行くたびに世話を焼いてくれるおばさんです。
お二人に会いたいから、支店でなくて本店に行っています。
「ハオツー!(おいしい!)」っていうと、笑顔で「そうかそうか」と喜んでくれます。
謝謝!また行きます~
いよいよ明日、羽田→台北(松山)便就航です。
かつて羽田から台北に行きましたが、すっごく近い!というのが実感。
今度の松山空港は市内にあって、空港というより「駅」って感覚ですよ。
だって、街中から歩いて行かれるのですから!
明月湯包は、松山空港の駅から6つ目の駅、六張犁下車ですよ。
*お店の情報はこちら→明月湯包 小籠包店 女ひとりでも入れます
台風だし、明日朝7時の就航初便は大丈夫なのかしら?
その2に続きます。